水の物理的限界

1930年代以来、エンジンクーラントはエチレングリコール、水、および腐食抑制剤の混合物をベースとしてきました。

そのような混合物にはすべて、固有の物理的および化学的な限界があり、エンジン性能を制限し、信頼性を損ないます。

EVANSウォーターレスクーラントは、エンジン冷却性能とエンジン保護における画期的な技術進歩です。

従来の水性クーラントは、蒸気が発生しても周囲の低温のクーラントにより凝縮して液体に戻るサブクール核沸騰状態(A)からたびたび蒸気が集中する断熱状態(B)へ移ります。

(B)では、液体クーラントは蒸気を凝縮できるほどの低温ではないので、蒸気ポケットが形成され、高温金属と液体クーラント間を断熱します。

水蒸気の熱伝導は液体の水と比較すると、極めて低く、約10%まで低下します。

高温金属はさらに高温になり、ホットスポットはデトネーションなどの問題を引き起こすようになります。

EVANSウォーターレスクーラントは、どのような運転条件でも蒸気は、直ちに沸点に比べてはるかに低温のクーラント内へ凝縮するので、蒸気断熱状態にはなりません。

このオーバーヒートと過剰な熱応力により以下のような問題が生じます。

・シリンダーヘッドおよびライナーのゆがみ

・気化器式エンジンのプレイグニッション(エンジンノック)

・燃料噴射式エンジンの燃焼効率の低下およびデトネーション問題

・ライナー、シリンダーヘッド、クーラントポンプ周辺のピッティングによる浸食

・蒸気の発生/消滅 により引き起こされるキャビテーション

・運転時のクーラントの吹きこぼれとエンジン停止後の沸騰

米国の運送業界のデータによると、オーバーヒートはエンジン停止の最も一般的な原因で、重大エンジン故障の原因として40%を超えています。

技術情報

一般的なクーラントとの違いを技術的に解説します。

高沸点の効果

高沸点の効果

学術講演発表

学術講演発表

水の物理的な限界

水の物理的な限界

水の化学的な限界

水の化学的な限界

製品情報

冷却系のトラブルから車を守る、世界唯一のクーラント

EVANSウォーターレスクーラントは、世界で唯一、水で薄めずに使用するクーラントです。水で薄めないため、従来の希釈型クーラントでは解消しきれなかった、水が原因で発生する様々な冷却系トラブルを、根本から解消。水を使わない全く新しいクーラントの実力を、是非とも体感してください。

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