FAQ(よくあるご質問)
皆様からいただいておりますご質問をまとめております。質問事例が無い場合、弊社までお問い合わせください。
EVANS(エバンス)ウォーターレスクーラントとはなんですか?
EVANSウォーターレスクーラントとは、その名の通り水を使わない新しいクーラントです。
LLC、SLLCなど従来のクーラントは原液を水で薄めて注入するため、安価で手に入れることが出来ますが、混ぜた水が原因となり、高温時や高負荷時の冷却性能の低下、極寒時のクーラント凍結、ラジエーター内圧力の上昇、金属パーツの劣化や腐食といった問題が発生します。
EVANSウォーターレスクーラントは、水で薄めずに原液をそのまま使用するため、上記のような水が原因で発生する冷却系トラブルを根本的に解消する、全く新しいクーラントです。
EVANSウォーターレスクーラント(WLC)は従来のクーラント(LLC、SLLC)とどのような違いがありますか?
水で薄めず、原液そのままで使用することが、大きな違いです。
【従来のクーラント(LLC、SLLC)】
原液に水を加えて(希釈)濃度を調整して使用します。希釈率は、使用地域の温度や走行ステージによって異なるため、
定期的なメンテナンスが必要となります。
現在、そのまま使用できるLLCがありますが、精製水によって希釈済みの状態で販売されている製品です。
【EVANSウォーターレスクーラント(WLC)】
LLC、SLLCと違い、水で薄めず(希釈せず)、原液をそのまま使用します。
原液をそのまま使用することで、水が原因で発生する冷却系トラブルの根本的解消となります。
EVANSウォーターレスクーラントを使うメリットはなんですか?
水を使用しないことから、下記のようなメリットがあります。
1) 高温環境や、高地での沸騰点低下時でも沸騰を起こさず安定した冷却能力が確保できる
EVANSウォーターレスクーラントは水を使用していないため、非常に高い沸点を実現しています。(約190℃)
このため、高温環境時、高負荷時、高地での沸騰点低下時でもクーラントは沸騰を起こさず、安定した冷却能力を発揮します。
また、沸騰しないことから、エンジン停止後のアフターボイルも発生しません。
2)極寒状況でも凍結しにくい
EVANSウォーターレスクーラントの凍結温度は-40℃以下のため、北海道や東北地方といった極寒地でもクーラントの凍結は、ほぼ発生しません。
3)金属腐食、劣化を防止できる
エンジン部やウォーターポンプで、水に接している部分においてキャビテーションを抑制できるので金属の減肉や摩耗などによる劣化を防止できます。
4)冷却系統内の圧力が上がらない
圧力上昇の原因となる水の蒸発がそもそも発生しないので、高温時でも圧力が増加しません。
そのため、ホースやシールの寿命が延び、メンテナンスコストを低減できます。
5)変質劣化が起こらない
独自の混合方法により、化学的に安定しており、クーラント液自体の変質劣化が発生しません。
この安定性はエンジン停止時も発揮されるため、長期間放置されることがある車両にとっても、非常に有効です。
EVANSウォーターレスクーラントを使った場合のデメリットはありますか?
特にデメリットはありません。
1)水は安価で熱伝導率の良い冷却剤ですが、沸騰すると極端に熱伝導率が悪化し、冷却性能上で大きな問題となります。
一方、EVANSウォーターレスクーラントは温度に関わらず安定した熱伝導率を得ています。
2)EVANSウォーターレスクーラントを使用すると、エンジン油温と冷却材温度がわずかに上昇します。
この温度上昇は運転条件の負荷変化や、季節の冬季/夏季の温度差、あるいは地理的な緯度の差による温度変化の範囲内にあり、
機械的/化学的な影響は無いと考えています。
交換するEVANSウォーターレスクーラントの量は従来クーラントと同じで良いのですか?
従来クーラントと同じく、その車輌に必要な量を入れてください。
車輌に必要な量は、車輌のマニュアル等でご確認ください。
厳密に水分含有量の管理が必要とのことですが、具体的に何%なら良いのですか?
「3%以下」です。
EVANSウォーターレスクーラントは、水で薄めずに使用することで様々な効果を得られますので、3%以下となるようにしてください。
もし水分量3%以上で使用するとどうなりますか?
3%以上で使用した場合、水の影響が強くなってしまい、EVANSウォーターレスクーラントの性能を正しく発揮することができなくなってしまいます。(冷却性能の低下、スラッジの発生 など)
法定点検、車検などに合わせて、水分量をチェックすることをおすすめします。
EVANSウォーターレスクーラントに交換する際に車両部品や制御プログラムの変更が必要ですか?
エンジンや冷却系統の部品や構造材を変更する必要は、一切ありません。
また電子制御プログラムの設定変更も不要です。
但し、劣化や破損がある場合、新しいものへの交換をおすすめします。
EVANSウォーターレスクーラントは定期的に交換する必要はありますか?
クーラント自体の変質劣化はしないため、基本的に交換は不要ですが、冷却系パーツに問題があると、EVANSウォーターレスクーラントの性能を発揮できません。
下記の項目を定期的にチェックしてください。
・クーラント残量は十分か
・ラジエーターキャップに緩みや破損がないか
・冷却系パーツの破損がないか
・液漏れが発生していないか
・水分含有量が増えていないか
ラジエータホースの破損などでEVANSウォーターレスクーラントが漏れた場合、どうすれば良いですか? 水を入れても大丈夫ですか?
走行中に破損したなど緊急時に限り、水道水や従来の水性クーラントを補充してください。
ただ、水が混ざることでEVANSウォーターレスクーラントの本来の性能が発揮できなくなりますので、出来る限り早く、取扱店で適切な整備を行って下さい。
ラジエーターキャップを開けた時にはクーラント液が噴き出すことがありますか?
適切な方法でEVANSウォーターレスクーラントを入れている場合、冷却系の圧力はほとんど上がらないので、クーラント液が吹き出すことはありません。
ただし、クーラント液自体は高温となるため、十分に冷えてから開けることをおすすめします。
これまで何度も自分でクーラント交換を行ってきました。 EVANSウォーターレスクーラントも自分で交換できますか?
EVANSウォーターレスクーラントの取扱には「ラジエーター内の完全なクリーニング」、「厳密な水分量管理」、「適切な廃液の処理を実施出来る専門的知識、技術、設備」を必要とするため、ご自身による交換は推奨しておりません。
お手数ではございますが、最寄りの取扱店にご相談ください。
EVANSウォーターレスクーラント取扱店一覧
EVANSウォーターレスクーラントは、どこで買えますか?
EVANSウォーターレスクーラント取扱店は、下記ページをご覧ください。
EVANSウォーターレスクーラント取扱店一覧
EVANSウォーターレスクーラントを入れた後、メンテナンスは必要ですか?
EVANSウォーターレスクーラントの性能を正しく発揮させるため、以下の点検を実施してください。
1)クーラント量
日常点検において、クーラントの量をチェックしてください。
残量が足りない場合、規定量まで補充してください。
※日常点検の内容については、下記ページをご覧ください
国土交通省ホームページ「日常点検」
2)クーラントの状態
法定点検や車検時に、クーラント量、水分含有量、異物混入状態、各パーツの状態をチェックを取扱店にて実施してください。
製品情報
冷却系のトラブルから車を守る、世界唯一のクーラント
EVANSウォーターレスクーラントは、世界で唯一、水で薄めずに使用するクーラントです。水で薄めないため、従来の希釈型クーラントでは解消しきれなかった、水が原因で発生する様々な冷却系トラブルを、根本から解消。水を使わない全く新しいクーラントの実力を、是非とも体感してください。